新年を迎えるために ―障子貼り替え工事―

年末に、とある工事でお伺いした八王市のお客様から、「障子を貼替をしてほしい」とお話を頂きました。

障子を貼るのは、あまり経験がなくてもできるのですが、手間がかかり、意外と難しいもので、きれいに貼り付けられないケースもしばしばあります。

今回は、ワーロンという素材の障子を貼らせていただきました。

ワーロンとは、ビニールのシートを和紙の間に貼り合わせているもので、一般の障子紙よりも、丈夫で長持ちします。

毎年新しい障子紙に貼り替えるのも、とても気持ちのよいものですが、丈夫で長持ちするワーロンは、そんな毎年の手間を省くことができるので、おススメです。

まずは、弊社の工場へ障子を運び、障子紙を剥がしました。

何回も張り替えているので、下地の木がだいぶ傷んでは来ているものの、できる限り汚れを落としました。

きれいに貼り終えたものを、傷つけないように細心の注意を払い、運んでいきます。

鴨居が下がっている場合には、障子の取り外しや取り付けができません。その際は、ジャッキを使って力を加えて開き、取り外し取付を行います。

これは道具がないとできません。

きれいな障子を収めると、いよいよ新年がすぐそこに来たと思わせられます。

ピンときれいに張ってある障子は、気持ちも新たになり、お客様も大変満足されておりました。

 

この度は、工事をおまかせ頂き、ありがとうございました。

また、来年もよろしくお願いいたします。